【1巻・前半】ボールルームヘようこそを社交ダンスオタが徹底解説【ボルム】

アニメ化もされた人気漫画「ボールルームヘようこそ」。

社交ダンスというおそらく世間の大半の人にとっては全く馴染みのないテーマを扱っていますが、爽やかなストーリーで沢山の方々を魅了する作品です。

ストーリーの面白さなどは言わずもがなですが、社交ダンスオタクの筆者的に言わせると社交ダンスについて非常によく調べて書かれている点が本当に素晴らしい!!

そこで今回は、社交ダンスオタの目線で漫画「ボールルームヘようこそ」の1巻の小ネタを徹底解説していきます!

尚、解説に必要な画像については記載が無い限り「ボールルームへようこそ 1巻」より引用しております(竹内友作、講談社出版)

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ボールルームヘようこそ1話 小ネタ解説

目次の背景は「全英大会」の会場・・・ではない?!

社交ダンスの最高峰である「世界三大大会」の中でも最も権威のある大会「ブラックプールダンスフェスティバル」。毎年5月にイギリスの「ブラックプール」というリゾート地にある「ウィンターガーデン」という会場で行われます。

目次の背景画像は「ウィンターガーデン」の内装・・・かと思いきや実は違うのです。

こちらは「ウィンターガーデン」から徒歩4分の場所に位置する街のシンボル「ブラックプールタワー」のBallroomなのです。天井、照明、客席など完全に一致。

https://www.virginexperiencedays.co.uk/the-blackpool-tower-ballroom-afternoon-tea-for-two

ちなみにこちらの会場は映画Shall we dance?の撮影も行われた場所です。イギリス伝統のアフタヌーンティーも楽しめるようなので、ぜひ上記URLから予約して行ってみてください。(イギリスのアフタヌーンティーは女性はワンピース等、男性はジャケット等の着用が求められますのでご注意を)。

なぜ「ウィンターガーデン」意外の背景を採用したのでしょうか。今後この場所が物語にどう関わってくるのか、はたまたうっかりミスなのか、注目していきたいです。

歴史を変えた富士田多々良

漫画の最初のシーンで出てくる背景がこちら。

見切れている文字は「Winter Gardens」です。こちらが本物の「ブラックプールダンスフェスティバル」の会場です。

https://www.ents24.com/blackpool-events/blackpool-winter-gardens

ここで多々良が踊っているのは「スタンダード」(⇔ラテン)なので、出場したと考えられる部門は「プロ 本戦」「プロ ライジングスター」「アマ 本戦」「アマ ライジングスター」の4つ。

ライジングスターはプロ・アマ共に新進気鋭の若手が競い合う部門です。6組が決勝に進出しますが、6位以内に入賞した選手は次回以降ライジングスター戦には出場しないのが暗黙の了解なので、決勝のメンツは毎年入れ替わるのが通例です。

どの選手も無名の状態でライジングスターに出場し、ライジングスターで活躍することで顔と名前が売れてきます。従って、「無名の日本人」がライジングスターで喝采を浴びても大きなニュースにはなりません(日本では騒がれますが)。

従って、この時に多々良が出場しているのは「プロ本戦」か「アマ本戦」である可能性が高いです。

プロ・アマともに非常にレベルが高く、セミファイナル以上の選手は毎年殆どメンツが変わりません。従って、無名の日本人が決勝に食い込んだとするとダンス界に激震が走ることでしょう。以上より、多々良が踊っているのは「プロ 本戦」か「アマ 本戦」のどちらかだと考えられます。

参考

世界三大大会の一つである「UKダンス選手権」のプロボールルーム本戦の結果が出ました。 プロボールルーム結果 Ar...

こちらはウィンターガーデンの内装。まさにここでブラックプールダンスフェスティバルが執り行われます。

http://www.wintergardensblackpool.co.uk/venue/the-empress-ballroom/

小笠原ダンススタジオ=羽村ダンススタジオ

小笠原ダンススタジオのモデルが「羽村ダンススタジオ」だというのは有名な話ですね。

このシーンとは逆視点ですが、公式Facebookに画像がありました。受付の黒いカウンターがまさに同じですね!

漫画のこのシーンで描かれているシューズラックとロッカーも

羽村ダンススクールの公式ページに画像がありました。

ちなみにこのコマの椅子の手前に置いてあるのは置き型のシューズブラシです。

https://nanaho.me/dance-shoes-brush

これで靴のホコリを落として滑りを防止するのです。参考記事↓↓

社交ダンスで使用する靴は底がスウェード製になっています。これによって床から足を離さず滑らせる運足やスピンが可能になります。 しかし、滑...

置き型のシューズブラシのところに手持ち型のブラシ(手持ちタイプの方が小回りがきくのでよく一緒に置いてある)が描かれており、非常に芸が細かいと思いました。

「去年の大会のDVD」はどこで行われた試合?

多々良が「去年の大会のDVD」を見るシーン。

このシーン↓の賞状にJBDF日本ダンス連盟のロゴが入っているため、仙石はJBDFのプロだとわかります(プロは基本的に他団体の試合にはでません)。

JBDFのA級選手が出場できる試合は限られています。また、会場も毎年殆ど決まっており、大きな大会は概ね以下の会場で行われます。

・日本武道館(日本インター)

・後楽園ホール(ムーアカップ、東京ダンスグランプリ)

・幕張メッセ(スーパージャパンカップ)

・大桟橋ホール(全関東)

・新高輪プリンスホテル飛天の間(統一全日本)

・その他毎年色々な地方で開催される試合(地元の体育館等を使うケースが多い)

こちらのシーンに写る独特の照明

またこのカットから、こちらのシーンは「幕張メッセ」だと推測できます!

写真が暗くて見えにくいですが、天井・照明・客席がそっくりです。

http://smile37.com/wp/2015/03/

幕張メッセで行われる大会は3月に行われる「スーパージャパンカップ」のみです。スーパージャパンカップはJBDFの3大大会の一つで、有力選手による「セグエ選手権」を併催するため非常に盛り上がります。セグエとはショウダンスのようなものです。普段は数組がフロアで一緒に踊りますが、セグエでは一組のみが5分程のショウを行います。

(セグエのイントネーションは枕と一緒です)

仙石もセグエをやったのでしょうか。見てみたい・・・!

いかがでしたでしょうか。

1巻の後半も準備中なのでお楽しみに!

こちらの記事もぜひ↓↓

ラテンはセクシーに、スタンダードは優雅に。様々な魅力がある社交ダンスですが、実は色々なマンガの題材にもなっています。 社交ダン...
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